ちほ。あるいは地方で優待生活を楽しみたい住宅ローンも子供もいるサラリーマン

アラフォーサラリーマン 3歳♀と0歳♂と嫁さんといい思い出をたくさん作るために株主優待を調べたりレビューしたりしてみます。

地方在住の株主優待の選び方|県内店舗数を数えるのをやめた話

優待の記事を読んでいて、「全国の店舗でご利用いただけます」の一行で手が止まったことはありませんか。

私は地方在住で、移動はほぼ車です。子供は3歳と0歳。優待を選ぶときにいちばん困るのが、紹介記事に出てくる銘柄の店が、そもそも自分の生活圏に無いことでした。利回りが高いのは分かる。でも使えなければ0円です。

この記事では、地方で優待を使い切るための考え方をまとめました。結論を先に言うと、優待を選んでから店を探すのをやめて、行っている店から優待を探すという順番に変えるだけで、ほとんどの問題が消えます。店舗数を数える話ではありません。数えても答えが出ないことが、実際に数えてみて分かったからです。

※優待情報の確認日:2026年8月12日。店舗数・優待内容は各社の公式サイトおよびIR資料で確認した執筆時点のものです。制度は変更されることがあるため、購入前に必ず企業の公式情報をご確認ください。

地方で優待が使えないのは、店が無いからではなく「順番」が逆だから

地方在住者が優待でつまずく原因は、店舗数の少なさそのものではありません。選ぶ順番が都市部向けのままになっていることです。銘柄を先に決めて、後から「近くにあるかな」と確認する。この順番だと、地方では候補の大半が脱落します。

「全国の店舗でご利用いただけます」を額面どおり読むと外す

この一文は嘘ではありません。全国の店舗で使えるのは本当です。ただ、そこに書かれていないことがあります。その「全国」に、あなたの家の近くが含まれているかどうかです。

全国3,000店舗のチェーンでも、出店は人口の多い場所に集中します。地方では、隣の市まで行かないと1店も無いということが普通に起こります。だから優待の説明文だけを読んで判断すると、届いてから「使えない」と気づくことになります。

県の店舗数を数えても、答えは出ない

私は最初、県内に何店舗あるかを数えれば判断できると思っていました。実際に数えてみて、これは意味がないと分かりました。

理由は単純で、県は行政区分であって、生活の範囲ではないからです。

行政区分と生活圏はずれる。県境に住むと隣県のほうが近い

私の家からは、同じ県の県庁所在地よりも、隣の県の市のほうが近いです。買い物に行くとなれば、当然そちらに向かいます。県境の近くに住んでいる人は、多かれ少なかれ同じ状況のはずです。

この状態で「県内に5店舗ある」と言われても、その5店舗が全部県の反対側にあれば、生活のうえでは0店舗と同じです。逆に県外の店が車で20分の場所にあっても、県内カウントには入りません。数字は出るのに、判断には使えない。これが県で数える方法の限界です。

読者の方が自分の県で同じことをやっても、たぶん同じ結論になります。なので、この記事では県内店舗数を使いません。

都市部の人と地方の人で、同じ優待の価値は変わる

私は以前、都市部に住んでいました。当時は駅前に何でもあったので、優待券が余るという感覚がそもそも無かったです。今は違います。同じ優待券を持っていても、片道何分かけて行くかで、手元に残る価値がまったく変わります。

優待の紹介記事は、この差をあまり書きません。書き手が都市部に住んでいれば、そもそも問題として認識されないからです。だから地方在住者は、記事の情報を自分の環境に翻訳しながら読む必要があります。翻訳の手順が、次の章です。

優待から店を探さない。行っている店から優待を探す

順番を逆にします。銘柄リストから探すのではなく、自分と家族がすでに行っている店を先に書き出して、そこに優待があるかを調べる。この順番なら、使い切れることが最初から確定しています。

地方だと、優待のために新しい店に通い始めるのは現実的ではありません。片道30分の店に「優待があるから」という理由だけで年10回通う生活を、私は続けられませんでした。だったら最初から、通っている店の中から選べばいい。

まず、家族が今月行った店を書き出す

難しく考えなくて大丈夫です。今月立ち寄った店を思い出して並べるだけです。私の場合はこうなりました。

  • ファストフード(週末の昼に子供と行く)
  • ドラッグストア(日用品と薬。月に何度も行く)
  • ファミリーレストラン(外食のほぼ全部)
  • 婦人服店(妻が行く。私は行かない)

ここで大事なのは、自分が行く店だけに絞らないことです。理由は後で書きます。

その店に上場企業の優待があるかを調べる

店名で検索して、運営会社が上場しているかを見ます。上場していれば、企業サイトの投資家情報(IR)ページに株主優待の案内があるかどうかを確認します。ここは公式ページを見てください。まとめサイトの情報は更新が遅れていることがあります。

この作業は1社あたり数分で終わります。店を先に決めているので、迷う余地がないぶん速いです。

全国展開かどうかを1分で見分ける(全国店舗数の桁を見る)

優待を取る前に、その企業の全国店舗数だけは見ておくと役に立ちます。細かい数字は要りません。桁を見るだけです。

たとえば日本マクドナルドホールディングス(証券コード:2702)は、2026年12月期第1四半期の決算資料で店舗数3,031店と公表しています。ハニーズホールディングス(証券コード:2792)は公式サイトの店舗検索で全国800店台でした。数千店の規模なら地方の市部にもある可能性が高く、数百店なら県庁所在地クラスに集中している、というくらいの当たりが付きます。

これは「あるかどうか」の確認ではなく、調べる前の期待値を決めるための作業です。桁が小さい企業は、最初から近くに無い前提で見たほうが落胆が少なくて済みます。

店があっても、銘柄が無いことがある

ここが今回いちばん驚いた点です。店が近くにあることと、その優待を買えることは、別の話でした。

片道10分・年15回通う店が、上場廃止で選べなくなっていた話

我が家から車で10分のところにウエルシアがあります。薬局として年15回は行くので、条件としては理想的でした。優待があるなら真っ先に取りたい店です。

ところが調べてみると、ウエルシアホールディングスは2025年12月1日付でツルハホールディングスと経営統合し、上場廃止になっていました。店はそこにあるのに、銘柄としては存在しないという状態です。

ではドラッグストアの優待は諦めるのかというと、そうでもありません。統合後の親会社であるツルハホールディングス(証券コード:3391)が、2026年1月8日に優待制度の変更を発表しています。公式の開示によると、これまで500株以上が対象だった株主優待カードに代えて、100株保有で株主ギフト券5,000円分を贈呈する制度が新設されました。あわせて、長期保有特典は、ウエルシアホールディングス株主の保有期間がリセットされることなどを考慮して廃止されたと記載されています。

気になるウエルシア店舗での利用可否については、開示の時点では「ツルハグループおよびウエルシアグループの各店舗でご利用いただけるよう検討を進めている」という書き方でした。ここは執筆時点で確定情報として書けません。実際に取得を検討する場合は、ツルハホールディングスの公式IRで最新の記載を確認してください。

この一件で学んだのは、店舗数をどれだけ丁寧に数えても、企業の統合や上場廃止は防げないということです。だから調べる順番としては、店を確認したら、その次に必ず「いま上場しているか」を見る。ここを飛ばすと、地図だけ見て満足することになります。

自分は行かないが、妻が行く店は「使える」に入れる

さきほど「自分が行く店だけに絞らない」と書いた理由がここです。

我が家から車で5分のところにハニーズがあります。私は年0回、一度も行ったことがありません。私基準で判断すれば「使わない店」です。ところが妻は行きます。つまり世帯で見れば、この優待は消化できる

優待は自分ひとりで使い切るものではなく、家族で使うものです。判定の単位を「自分」から「世帯」に変えるだけで、選べる銘柄がはっきり増えます。逆に、自分が行くつもりでいても実際は年1回しか行っていない店もあるので、そこは正直に見たほうがいいです。

測る必要があるのは、片道20〜40分の店だけ

ここまで読んで「所要時間を測りましょう」と言われると思った方がいるかもしれませんが、その必要はありません。生活圏の店までの時間は、住んでいる人なら肌感覚で分かっています。近所のスーパーまで何分かかるか、いちいち計測している人はいないはずです。

測る意味があるのは1か所だけ、片道20分から40分あたりの帯です。この距離は「行けなくはないが、わざわざは行かない」という微妙な範囲で、感覚だけだと判断がぶれます。ここに入る店だけ地図アプリでルート時間を見て、決め切ってしまうのが早いです。

それ以外の店は、感覚で判断して問題ありません。5分の店は使えるし、1時間の店は使えない。それだけの話です。

地方でも使い切れる優待は4つの型に分かれる

行っている店から探す方針が決まったら、次は優待そのものの性質を見ます。地方在住者にとっての優待は、「どこで使うか」で4つの型に分かれます。この型を先に押さえておくと、紹介記事を読む速度が上がります。

型1|現物が届く(住所さえあれば成立する唯一の型)

食品やメーカー製品が自宅に届くタイプです。地方在住のハンデが完全にゼロになる、唯一の型と言っていいと思います。住所さえあれば、都心の人とまったく同じものが同じように届きます。

我が家で最初に「これは良かった」と思えたのが、この型でした。段ボールが届くと3歳の子が箱そのものに喜びますし、中身は普通に食卓に乗ります。優待というより荷物が届くイベントに近くて、家族の反応がいちばん素直に出るのもこの型です。実際に届いたときの様子は現物が届いたときのレビュー記事にまとめています。

地方在住で優待を始めるなら、まずここから入るのがいちばん失敗が少ないです。使い切れないという事故が構造的に起きません。

型2|全国チェーンの店舗優待

外食や小売の食事券・買物券です。地方でも成立しますが、成立するかどうかは店舗網に完全に依存します。ここで前章の「行っている店から探す」が効いてきます。

我が家ではファミリーレストランの優待が当たりでした。子供2人を連れて行ける店で、駐車場があって、予約も要らない。外食の頻度がそもそも上がりました。使い勝手の詳細はファミレス優待の到着と使い方の記事に書いています。

逆に、店舗数が数百規模のチェーンや、都市部の駅ビルに集中している業態は、地方だと厳しくなります。取る前に店舗網を見る、というのはこの型に対して言っている話です。

型3|オンラインで使える(地理のハンデがゼロになる型)

企業の公式通販サイトで使えるタイプです。型1と同じく住んでいる場所がまったく関係ありません。ネット環境さえあれば、地方も都市部も条件は同じです。

地方在住者にとっては本来いちばん相性がいいはずの型なのですが、ここに落とし穴がありました。次で書きます。

型4|金券・ギフト券

使える場所が広く、金額も分かりやすい型です。地方でも問題なく使えることが多いのですが、チェックすべきは有効期限です。

前章で触れたツルハホールディングス(証券コード:3391)の株主ギフト券もこの型にあたります。公式の開示によると、100株保有で5,000円分が贈呈される制度が2026年2月期の優待から新設されています。金額が明確で使いやすい一方、この手のギフト券は有効期限が短めに設定されていることがあるので、届いてから使い切れるかどうかは事前に見ておいたほうがいいです。

型だけでは決まらない。「割引券かどうか」がもう一本の軸

ここが今回いちばん伝えたい部分です。4つの型は「使えるか」を決めますが、「得になるか」は決めません。この2つは別の軸で、混ぜて考えると判断を間違えます。

地理の軸(使えるか) 価値の軸(得になるか)
型1 現物が届く ◎ 住所だけで成立 ◎ 受け取った時点で確定
型2 全国チェーン店舗 △ 店舗網しだい ◎ 額面が決まっている
型3 オンライン ◎ 地理は無関係 △ 割引型だと他店比較しだい
型4 金券・ギフト券 ◎ 使える場所が広い ○ 有効期限に注意

額面が決まっている優待券や現物は、受け取った時点で価値が確定します。ところが割引券は、買わないと価値が出ません。しかも割引後の価格が他店より高ければ、割引を使ってもマイナスです。

地理は解決したのに、得にならなかった話(3割引と量販店のセール価格)

私が実際にやってしまったのがこれです。

タカラトミー(証券コード:7867)の優待を取りました。公式IRによると、100株以上の保有で、タカラトミーモールなど公式通販サイトの商品を保有期間に応じて最大40%割引で購入できる制度です。オンラインなので型3、地理のハンデはゼロ。子供が3歳と0歳なので、おもちゃの需要も確実にあります。条件は揃っているように見えました。

ところが実際に使おうとして手が止まりました。公式サイトの割引後の価格が、量販店のセール価格に届いていなかったんです。おもちゃは値引き競争が激しい商品なので、通常価格からの割引だけでは追いつかないことがあります。

私の保有期間だと割引率は30%でした。公式の株主優待割引ご利用ガイドでは、保有1年未満が10%、1年以上3年未満が30%となっています。30%引きでも、タイミングによっては量販店のセールのほうが安い。使えるけれど、急いで使う理由がないという状態です。

これは私の見込み違いで、優待そのものの問題ではありません。ただ、「地方でも使える」と「地方でも得になる」を同じものとして考えていたのが原因なのは間違いないです。割引券タイプを見るときは、割引後の価格を他店と比べてから取る。この一手間を飛ばしたのが反省点でした。

3年保有で4割引。今の自分ではなく3年後の自分で判断する

ではこの優待は失敗だったのかというと、そうは思っていません。理由は保有期間で条件が変わるからです。

公式の記載では、3年以上の保有で40%割引になります。30%と40%では、量販店のセール価格に対する立ち位置がかなり変わってきます。つまりこの優待は、今の自分ではなく3年後の自分で判断すべきものだったわけです。私はそこを取り違えていました。

この構造から逆算すると、面白いことに気づきます。子供の誕生が分かった時点で取得すれば、出産までがだいたい7〜8か月、そこから3年経つ頃には子供は2歳を過ぎています。おもちゃを自分の意思で欲しがり始める時期と、40%に到達する時期が、ちょうど重なるんです。10%や30%の期間は、言ってみれば待ち時間として消化することになります。

私自身は子供が生まれてから取得したので、この逆算には間に合いませんでした。ただ、下の子が0歳なので、この子が本格的におもちゃを欲しがる頃には40%になっている計算です。そう考えると、いま急いで使わないほうがむしろ合理的だと思っています。

ひとつ注意点があります。公式の記載によると、継続保有期間は株主名簿上の当初取得日から数えるもので、株式の売却や貸株サービスの利用などで新しい当初取得日になった場合は、そこから数え直しになります。3年を狙うなら、途中で手放さないことと、貸株の設定をどうするかは先に決めておいたほうがよさそうです。

なお割引には上限額や対象外の商品が設定されています。金額の上限や、どの商品が除外されるかは変更される可能性があるので、取得を検討する場合はタカラトミーの株主優待割引専用ご利用ガイドで最新の内容を確認してください。

移動コストを引いた「実質価値」の出し方

地方で優待を考えるときに、都市部の人が計算しなくていい項目が1つあります。ガソリン代です。店まで車で行く前提だと、優待の額面から移動コストが引かれます。ここを入れないと、実際に手元に残る金額を見誤ります。

計算の型(燃費・ガソリン単価・往復距離・年間利用回数)

難しい式は要りません。次の4つが分かれば出ます。

  1. 車の燃費(km/L)
  2. よく入れるガソリンの単価(円/L)
  3. 店までの往復距離(km)
  4. 年間で何回使うか

これを往復距離 × 年間回数 ÷ 燃費 × ガソリン単価に当てはめるだけです。優待の額面からこの金額を引いた残りが、実際に手元に残る価値になります。

片道30分の店に年10回通うと、優待からいくら引かれるか

我が家の条件で計算してみます。燃費18km/L、ガソリン単価158円/L。片道30分の店を、仮に往復40kmとします。

年10回使うとすると、走行距離は年400km。消費するガソリンは約22.2Lなので、ガソリン代はおよそ3,500円です。

ここに5,000円分の優待券を当てはめると、手元に残るのは1,500円ほどということになります。額面の3割しか残りません。優待利回りを見て取った銘柄でも、この一手間を入れると印象がかなり変わるはずです。

さらに、往復1時間を年10回なら年間10時間を使っている計算になります。小さい子供が2人いる家庭にとって、この10時間は金額以上に重いです。私は金額よりこちらのほうが効くと感じています。

逆に言えば、片道5分の店なら移動コストはほぼ無視できます。近い店の優待は、額面がそのまま残る。行っている店から探す方針が有利なのは、ここにも理由があります。

現物が届く型でも、送料や手数料が実質コストになる場合がある

現物が届く型は移動コストがかからないと書きましたが、完全にゼロとは限りません。カタログから選ぶ形式のものや、優待品の配送に条件が付いているものでは、送料や手数料の扱いが企業ごとに違います。

金額としては小さいことが多いですが、「届くから無条件で得」と思い込まないほうがいいという程度には覚えておくと役に立ちます。ここも公式ページの案内を読めば書いてあります。

3歳と0歳を連れて行けるかを条件に入れる

移動コスト以上に、私が重視しているのがこれです。子供2人を連れて入れない店の優待は、実質的に使えません。

優待券を持っていても、子連れで入りにくい店だと、結局「今度でいいか」を繰り返して期限が近づきます。金額の問題ではなく、行く機会がそもそも作れないという問題です。

外食優待を選ぶときの基準

私が外食系の優待を見るときに確認しているのは、だいたいこのあたりです。

  • 駐車場があるか(地方だとこれが最優先です)
  • 予約なしで入れるか
  • 子供用の椅子や取り分けやすいメニューがあるか
  • 有効期限が長めか(子供の体調で予定が飛ぶ前提で見ます)
  • 1回の食事で使い切れる額面か

この条件で見ると、ファミリーレストラン系が地方の子育て世帯にはいちばん噛み合います。落ち着いた雰囲気の店や、コース中心の業態は、優待としては魅力的でも我が家では使い切れませんでした。

都市部から地方に移って、選び方がどう変わったか

最後に、実感の話を書きます。私は以前、都市部に住んでいました。同じ人間が同じ優待を見ても、住む場所が変わると選ぶ基準がここまで変わるのかというのが正直な感想です。

都市部なら成立するが、地方では持て余す優待がある

都市部に住んでいた頃は、駅前や商業施設に何でもありました。だから優待を選ぶときに「使えるか」を考えた記憶がほとんどありません。利回りと内容だけ見ていれば済んだんです。

今は逆で、最初に見るのが「使えるか」で、利回りはその後です。都市部の施設に集中している優待や、特定エリアの店舗でしか使えないものは、内容がどれだけ良くても候補から外れます。持っていても消化できないからです。

これは優待の良し悪しではなく、環境との相性の問題です。同じ銘柄が、住む場所によって全然違う顔をする。優待の紹介記事を読むときは、その前提で読むようにしています。

いま実際に持っている優待と、選んだ理由

現時点で我が家が持っているものは、見事に型が偏っています。

  • 現物が届く型:食品メーカー2社。地方でもハンデがゼロなので、ここが土台になっています
  • 全国チェーンの店舗優待:ファミリーレストラン。子供を連れて行ける店が生活圏にあることを確認してから取りました
  • オンライン型:おもちゃメーカー1社。前述のとおり、40%になる3年後を見て持っています

意図的にこうしたというより、「使い切れるか」で選び続けた結果としてこうなったという感じです。地方在住だと、自然にこの形に寄っていくのだと思います。ここに至るまでの考え方は株主優待生活のすすめにまとめてあります。

帰省のときだけ使う、という枠の作り方

もう1つ、地方在住ならではの枠があります。帰省先で使う優待です。

私は都市部の出身で、年に何回か帰省します。そのときだけ使える優待なら、生活圏に店がなくても消化できます。有効期限と帰省のタイミングが合うかどうかだけ確認すればいい。

ただしこれは枠を作りすぎないのが前提です。帰省は年に数回しかないので、この枠に何銘柄も入れると確実に使い残します。私は1銘柄までと決めています。

地方在住で優待生活は成立するのか(現時点の答え)

成立します。ただし「型を絞れば」という条件付きです。

都市部の人と同じ選び方をすると、まず成立しません。使えない優待を取って、期限を眺めて、なんとなく損した気分になって終わります。逆に、現物が届く型を土台にして、生活圏にある店の優待だけを足していく形にすれば、消化率はほぼ100%になります。

私はまだ本格的に始めて8か月ほどで、大きな金額を語れる段階ではありません。それでも、ファミリーレストランの優待で外食に行きやすくなったり、届いた食品が普通に食卓に乗ったりという変化は起きています。金額よりも、家族が優待を認識してくれるようになったことのほうが大きいというのが正直なところです。

地方在住で優待に興味はあるけれど近くに店がなくて諦めていた、という方がいたら、まず現物が届く型を1つだけ試してみてください。そこから先は、生活圏の店を見渡せば自然に見えてきます。

※本記事の店舗数・優待内容は2026年8月12日時点で、各社の公式サイトおよびIR資料により確認したものです。優待制度は変更・廃止されることがあります。取得を検討する際は必ず企業の公式情報で最新の内容をご確認ください。

※投資は自己責任で行ってください。本記事は個人の記録であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。